理想的な終活とは？
理想的な終活には、何をして、どんなことを心がければ良いのでしょうか。
この質問に対する答えは、ひとつではありません。終活とは、自分の人生の最期を迎える準備のことですが、その準備とは人それぞれ異なるからです。
配偶者や子供がいる人。独身で頼るべき身内がいない人。財産がある人。みるべき財産がない人。健康な人。病気がち、あるいは持病がある人。
十人十色、ひとりひとり全く異なった終活があるはずです。
でも、以下の三つの点はどなたに対してもあてはまります。
– ひとつめは、自分の死後、どうなっているかをイメージして、それを明確に希望することです。
これには、葬儀や埋葬の方法、遺言や相続の手続きなど、自分の意思を普段から話しておいたり、文章で残しておいたりすることで可能になります。
自分の尊厳を守るだけでなく、家族や親族にも負担をかけないために必要です。
– 次に、自分の健康状態や介護の必要性を把握しましょう。
自分がどのような病気や障害を持っているか、どのような医療や介護が必要か、どこで受けられるかなどを知っておくことが重要です。
また、自分の望む医療や介護の範囲や限度を決めておくことが望ましいです。これは、自分の生命や身体を尊重するだけでなく、医療や介護の提供者にも配慮するために必要です。
– 最後に、自分の人生を振り返り、感謝や後悔を整理しましょう。
自分がこれまでに何をしてきたか、誰と関わってきたか、どんな思い出があるかなどを思い出してみましょう。
そして、感謝したい人に感謝の言葉を伝えましょう。家族や友人との関係を大切にし、思いやりや愛情を伝える。
謝りたい人に謝罪の言葉を伝えたりしましょう。未解決の問題やトラブルがあれば、できるだけ和解するように努めましょう。
また、未練や後悔があることも認めて受け入れましょう。「思い残し」がいっさい無いままに、旅立つ人はいないのですから。
これは、自分の人生に対する評価や満足度を高めるだけでなく、心の平安や安らぎを得るために必要なことです。
以上の三つの点を心がけることで、理想的な終活を行うことができるでしょう。
そして、終活は決して悲観的なものではありません。自分の人生を見つめ直し、自分らしく生きるための活動だからです。
終活を通じて、自分の人生に幸せと充実感を感じ後悔しないようにしましょう。
私がこのブログの名称を「シニアのための幸せ終活計画」としたのは、こういったことが大切だと思ったからです。
ブログの内容
もう一つ大切なことをお話しします。
終活とは、自分の財産や負債について整理し、相続や税金の問題を解決することや、自分の持ち物や思い出の品を整理し、残したいものや処分したいものを分けることだけではないということです。
つまり、終活とは、物質的なものや金銭的なのものの整理にとどまらず、人間関係や、自身の気持ちの整理をすることでもあるのです。
さらに、終活とは、残された時間を幸せに、心穏やかに過ごすために、新たな趣味や、人間関係を構築するポジティブな活動でもあるのです。
ですから、このブログで皆さんにお伝えするのは、身辺整理、葬儀、相続といった終活に直結した話題に限定せず、生き生きと生きるための情報も含めることにしました。
ということで、「シニアのための幸せ終活計画」ブログでは、健康、医療、趣味、ペット、旅行、芸術、学びまで種々雑多な話題をお届けします。
みなさん、どうぞ末長くお付き合いください。
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